知っておきたい結婚式にかかる費用
結婚式の費用を節約するためには、まずは、具体的にどのような費用が発生するのか知っておくことが大切です。主な結婚式の費用には、次のようなものがあります。
結婚式の主な費用
- 料理
- 飲み物
- ウエディングケーキ
- 挙式料
- 席料・会場費
- 控室料
- 音響・照明
- 介添料
- 司会料
- 新郎・新婦衣装
- 美容着付け
- 装花
- 印刷物・筆耕料
- 引き出物
- 写真
- サービス料
結婚式の費用を節約する3つのポイント
そもそも結婚式の費用ってどうすれば、節約することができるのでしょう?次の3つのポイントの中で、自分達ならどれが可能なのかを検討してみるといいでしょう。
1-費用を安く抑える
「質を落とす」「量を減らす」「知人に頼む」等の工夫をすることによって、見積もりで提示された金額よりも安く抑えることができます。ただし、ケチりすぎて失敗したというケースも多いことから、料理や引き出物の過度な節約には要注意です。
2-安いものを持ち込む
式場で用意された引き出物や衣装代などが高額なため、自分で用意した方が費用を安くできる場合があります。その場合、持ち込み料を支払う必要があるため、その費用を差し引いても安くなるかどうか、事前に確認しておくことが大切です。
3-手作りする
手作り感あふれる結婚式にしたいということで、ウェルカムボードや会場の装飾を自分達で準備するカップルは多いようです。特に、最近はペーパーアイテムの無料ソフトが簡単にダウンロードできるため、招待状や席次表を簡単に手作りすることができます。
経験者に聞いた!結婚式でいくら節約できましたか?
結婚式で節約したいけれど、どうしたらいいのか分からないという人は多いはず。結婚式を節約したければ、経験者に聞くのが一番です。
どの費用を抑えることで、いくら節約できたのかを具体的に聞いてみました。
1.結婚式費用を全体的に節約
身内だけの挙式で150万円の節約
ミーナさん
30代前半
女性
パート・アルバイト
兵庫県
結婚後の生活のためにお金をかけたいと思い、結婚式を節約しようと思いました。結婚式は少し料金が安かった平日に行い、友達や同僚や会社関係の方々を呼ばず、身内だけで挙げました。
式場はなるべく近い場所で、高級すぎないホテルを選び、写真も最低限の枚数しか撮りませんでした。本当ならお互いの友達や同僚や会社関係の方々を30人ほど呼ぶ予定だったので、他の費用も考えると予定より150万円ぐらいは安く挙げられたと思います。
友達や同僚から「結婚式に呼んでほしかった」と言われて、申し訳なかったし寂しい気もしましたが、やっぱり結婚後の生活に余裕を持てたので、これでよかったと思いました。両親も喜んでくれてちゃんと思い出もつくれたし、後悔していません。
会費制の披露宴で150万円の節約
ひさのぶさん
35歳
男性
会社員
埼玉県
結婚をしようと思い立ったものの、いろいろ事情があって金がなく、結婚後の生活のことも考えて、地味婚でいこうということになりましたが、とはいえ、お世話になった人々を招待してなければなりません。
そこで、先輩からアドバイスをもらい、披露宴を会費制にすることにしました。参加者お一人から1万円を頂き、それに少し加算して、料理と引き出物を用意しました。具体的には、150万円ぐらいは節約できたのではないかと思っています。
会費制ということで、参列者の方もリラックスして参席していただけたようで、地味ではあったかもしれませんが、大変心のこもった式にさせていただけたと感謝しています。
2.会場費の節約
値引き交渉で30万円の節約
ぽちさん
26歳
男性
会社員
愛知県
結婚式はあげたいけどお金はなかったので、式場に行って安くしてもらえるよう交渉することにしました。まず、色々な式場の見学に行き、見積もりを取りました。次に、気に入った式場に行き、そこより安い見積もりを見せて値段交渉をします。
安くしてほしい費用を具体的に要求すると効果的でした。あとは日付です。やはり大安は値段が高いので、それ以外の日の費用交渉行いました。最終的に、最初の見積もりから30万円ほど値引きできたので、まずまずの成果だったと思います。
ただ、もっと前から取り組んでいたら、もう少し値引きできたと思います。余裕を持って行動することが大事だと思います。値引き交渉を行って節約でき、本当に良かったと思います。
3.装花にかかる費用の節約
装花を控えめにして30万円の節約
なみこさん
26歳
女性
パート・アルバイト
東京都
結婚式はこだわればきりがなく、どんどんお金もかかってくるので、自分達が後悔しないで満足のゆく程度に節約しようと思いました。
お花はかなり高額な部類に入るので、披露宴会場の高砂や各テーブルに置くお花、装飾に使うお花の費用を節約しました。色をあまりたくさん使わず、2色か3色のお花だけに統一感が出るようにすることで、30万円ほど節約できました。
少ない種類の色のお花でまとめたことによって統一感がでて、シンプルで大人っぽい雰囲気を出すことができ、後から写真を見ても、お花の存在が出すぎることなく、結果的には節約して満足しています。
4.衣装にかかる費用の節約
手作りのお色直し等で100万円節約
さとこさん
38歳
女性
パート・アルバイト
北海道
お互い貯金もない上、新婚旅行に行きたかったので、どこか節約ができないかとかなり考えました。ゲストの皆さんには喜んでいただきたかったため、お料理にはお金をかけて、できることは自分達でやりました。
お色直しがないと寂しいですが、ドレスのレンタルはウェディングドレス1着のみとし、お色直しの際、手作りの大きなサテンリボンをベルトにして、髪型とアクセサリーを大きく変えました。ドレス1着でも雰囲気が変わり、好評でした。
お席に置くお名前のカードを手作りして、1人1人に手書きのメッセージを書いたり、招待状も自分で作ったりしました。全部で100万円程は節約できたと思います。苦労して自分達で頑張ったので、すごくいい思い出になりました。
通販のネックレスやティアラ等で20万円の節約
ちかさん
20代後半
女性
主婦
福島県
両親の強い希望により式を挙げることになったのですが、正直結婚式というものにあまり興味がなく、結婚式にお金をかけるなら新生活や新婚旅行に使いたいと思い、節約しようと思いました。
具体的には、ドレスに合わせるネックレスやティアラのレンタル価格が非常に高かったため、ネット通販で似たようなものを探して購入しました。また、お色直しはせず、白いドレスのみで披露宴のときには髪型と小物だけを変更しました。
さらに、帰り際にゲストに手渡すプチギフトも式場に頼むと高くつくため、ネット通販で購入したものを自分でラッピングして配りました。おかげでかなり安くつき、少なくとも20万円くらいは節約できたのではないかと思います。
節約したことは後悔していませんが、結婚式の写真を見ると、ドレスが白だけで少し寂しい気持ちになることもあります。
5.ドリンク費用の節約
ウェルカムドリンクをやめて15万円の節約
はらりんさん
31歳
女性
主婦
千葉県
結婚式で節約をしようと思ったのは、予算を大幅にオーバーしてしまったからです。ただ、結婚式には夢もあるし、譲れない部分も多数あったため、これまで招待された友人の結婚式の「ここは真似したい」「これは嫌だ」という点を参考にしました。
その中で、なくても支障がないと感じたウェルカムドリンクを節約しました。およそ15万円程の節約です。おかげで、着たかった18万円のドレスを奮発することができましまし、お土産の品もたっぷり包むことができました。
来て下さった友人達がどう思ったか分かりませんが、自分たちの中では、結婚式は新郎新婦が満足できればいいというのをモットーにしていたので、満足のいく式が無事に終わり、結果的には節約してよかったなと思いました。
乾杯のシャンパンを持ち込みにして3万円の節約
ぽろぽんさん
20代後半
女性
パート・アルバイト
広島県
お互い実家暮しで、家具や電化製品など全て一から揃える必要がありました。新生活の費用がだいぶかかることが分かっていたのと、特に結婚式に対する理想もなかったため、節約することにしました。
費用の中で節約したのが乾杯用のシャンパンです。二人ともお酒が好きということもあり、記念のシャンパンを10本インターネットで注文して当日振る舞いました。本来式場で用意されたものは1本五千円でしたが、私たちのシャンパンは1500円でした。
持ち込み料として五千円は払いましたが、それでも三万円は節約できた上に、ポイントが付いてさらにお得でした。また、ゲストに自分たちが美味しいと思うお酒を飲んでもらえたので、お金だけでなく素晴らしい決断だったと思います。
印刷物や写真などの費用の節約
ウェルカムボードや動画を手作りして100万円節約
こうさん
28代後半
女性
主婦
愛知県
指輪や新居の準備、ハネムーンの費用など、100万近く出費があったので、今後の生活を考えて1万円でも安くするために、招待状や席次表、席札などは勿論のこと、ウェルカムボードや動画を手作りすることで、全体的に100万円近く節約できました。
特に、映像や写真は高額で、映像を式場にお願いすると20万円、式当日の写真をフォトブックにすると35万もかかります。そのため、フォトブックは作らず、データだけ貰うようにして12万円まで下げました。
結婚を機に仕事を退職しましたが、予定より3ヶ月早く退職して、自分自身で心をこめていろいろ作りました。仕事を続けていたら100万円もかかっていたかと思うとゾッとします。