家賃の節約で固定費を安く抑える

家賃の節約方法とは?知っておきたい家計の見直し術

家賃の節約は、さまざまな費用の節約の中でも断然お得です。特に、家賃のように毎月決まった金額が出て行く固定費の節約は、生活費の大幅なカットにつながります。
家賃を節約するためには、具体的にはどんな方法があるのか、実際に節約に成功した7人の体験談は必見です。

家賃の節約方法とは?知っておきたい家計の見直し術

家賃を節約する方法とは?

「何とか生活費を節約したい」「現在住んでいる部屋の家賃が高い」という場合、家賃を節約するためには主に次のような方法があります。

  • 家主に交渉して値切る
  • 安い物件に引っ越す
  • ルームシェアをする
  • 家賃助成制度のある地域に住む
  • 住宅ローンを見直す

家主に家賃の値下げ交渉する場合、繁忙期から外れた時期や契約更新の際がおすすめです。また、安い物件を探すなら、駅遠物件や相場が安いエリアが狙い目だといえます。

さらに、ルームシェアだけでなく、最近増えているシェアハウスへの転居も、確実に家賃の節約につながります。

いくら安くなった?家賃の節約体験談7選

家賃を節約するといっても、具体的にどれくらい安くなるのかを知るために、実際に家賃を節約したという7人に、その方法と金額を教えていただきました。
年間で20万円以上も節約できたという人もいるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.交渉して値切った

物件の老朽化を理由に1万円の値下げ

あいさん

30代

女性

主婦

三重県

転居したいと思いながら、もう10年ほど同じアパートに住んでいました。

そんなある日、近所のアパートに引っ越してきた知人と話していたところ、うちより築年数が浅いのに知人のアパートの方が、家賃が安いことが分かりました。

考えてみたら、10年でアパートは確実に古くなっているのに家賃はそのままです。なんだか納得できず、まず転居先を探しましたが、引っ越し代や保証金など、かなりの出費になります。

そこで家族と話し合った結果、今のアパートの家賃が安くならないか聞いてみようということになりました。

管理会社に連絡したところ、大家さんから直接連絡がありました。古くなっているのに家賃は変わらないことへの不満を伝え、下がらないなら転居を考えている旨を伝えると、家賃を見直すという返答をいただいたのです。

結果的に月額1万円安くなったので、言ってみて良かったと思っています。

家賃が十年前と同じだと大家さんに相談する女性

空き部屋の家賃に合わせて1万円の値下げ

ぐれ子さん

40代

女性

会社員

北海道

私が住んでいた物件は、カフェやイタリアンレストランなどが多い、オシャレな地域として知られる人気の地域のため、他の地域に比べて割高感は否めません。

職場からも遠かったことや、地域へのこだわりも特にないこともあり、同様の条件で相場に見合った物件へ引っ越して、家賃を節約したいと考えるようになりました。

インターネットで物件探しをスタートさせたところ、現在住んでいる物件が家賃1万円も安く掲載されていたのです。

早速管理会社に交渉したところ、一度解約して再契約しないと安い家賃で借りられないということでしたが、念のため、大家さんに確認をしてもらったところ、あっさり新しい家賃に値下げしてもらえることになりました。

1本の電話のおかげで、家賃を1万円も節約することができました。

家賃の交渉をする女性

お風呂を直す代わりに3千円の値下げ

カナミさん

40代

女性

主婦

埼玉県

子どもたちが小学生の高学年になってきて、塾通いにたくさんのお金がかかるようになってきましたので、家賃を少しでも節約したいと思うようになりました。

そんな時、仲介業者から、浴室がだいぶ傷んできていたので、大家さんがお金をかけて補修をしたがっているという話を聞きました。

私としては、どうしても家賃を安くしてもらいたかったので、仲介業者に「浴室の傷みは全く気にしませんから、とにかく家賃を安くしてもらえるよう交渉してください」とお願いしてみました。

すると、仲介業者から連絡があり、「そこまで希望するのなら、浴室の補修をしないで特別に安くしましょう」と大家さんが言ってくれたと伝えられました。

結局、1ヵ月あたり3,000円安くしてもらえました。

2.安い物件に引っ越した

古めの物件に引っ越して2万円の節約

まりこさん

30代

女性

会社員

福岡県

家計簿をつけて、毎日食費や光熱費を頑張って節約していましたが、特売などで数十円節約してもなかなか貯金がたまりませんでした。

そこで固定費に目を向けると、家賃が大きな割合を占めていることに気付きました。保育料や車の維持費などの、他の固定費は簡単に削れそうもないので、家賃を削ることを考えました。

当時住んでいた物件は、結婚の際に引っ越した部屋のため、大人2人では気になりませんでしたが、子供がいると音が気になり、間取りがあまりよくないのもありました。

それからネットで安い物件を探し、見学等もして、多少古いですが家賃が2万円も安くて、さらに職場にも近い物件を見つけました。

引っ越したことで、これまでのように数十円単位で食費を節約することなく、年間で24万円も貯金ができるようになりました。

2万円安い物件に引っ越して、年間24万円節約した女性

安い地域に引っ越して1万6千円の節約

リオノスケさん

30代

女性

パート・アルバイト

兵庫県

恥ずかしながら、我が家の旦那様の収入は安いです。旦那様の仕事の都合や尼崎市が実家と言う点を考慮して、大阪から西宮に引っ越したところ、家賃が高い高い!

しかも、我が家は西宮でもお安い方だとか。実は、西宮は住みたい街ランキングの上位に入る、関西では人気の街なのです。

いろいろと夢を見てしまいますが、年収の良くない我が家はどこか妥協点を見つけざるをえません。

これからは子供にもお金がかかりますし、このままではろくに貯金もできないのと、待機児童問題が心配なこともあり、家賃がお安めの尼崎市への引っ越しを決意しました。

それまで住んでいた賃貸よりも安いうえ、さらに多少駅から離れてしまうため、家賃が1万6千円ほど安くなりました。

お部屋は2DKからリノベーション済みの綺麗な2LDKで、1年で約20万円の節約になって良かったです。

駅遠物件に引っ越して1万5千円の節約

さゆさん

20代

女性

パート・アルバイト

大阪府

家賃を節約しようと思ったきっかけは、同世代の友人とのおしゃべりで、想像以上に貯金額が多いことに焦りを感じたからです。

食費や日用品などの買い物の際に節約はしていましたが、家賃には全く無頓着だったので、思い切って見直すことにしました。

これまで、家賃6万円のアパートに住んでいたのですが、4万5千円の物件を見つけたので、そちらに移り住むことにしました。

新しい部屋は広さなどに大差ないのですが、駅からの距離が遠いことが安さの理由です。最初は不便を感じましたが、貯金のためには仕方ありません。

家賃が月々1万5千円も安くなったことで、年間で18万円も貯金ができるので、引っ越して良かったと思っています。

3.ルームシェアした

3LDKをシェアして9,500円の節約

ちとせやさん

20代

女性

パート・アルバイト

千葉県

家賃節約のためルームシェアする二人の女性

これまで住んでいた部屋の家賃が37,500円と、やや高く感じていました。

しかも、駐車場が狭く、隣家のタバコの匂いや周辺の果樹園が撒く農薬に悩まされていたところ、知り合いからルームシェアの話を持ちかけられました。

たまたま見つけた3LDK部屋の家賃48,000円は、基本的に折半でしたが、私は荷物が多く一部屋多く使用するため、28,000円の負担となりました。

家賃は月9,500円安くなりました。しかし、親の体調の都合でルームシェアは1年ほどで解消したため、敷金・礼金・仲介手数料を含めて平均すると、月々2000円ほどの節約で、思っていたより安くはならなかったです。

ルームシェアは、長い期間続けるほどお得ですが、短いとあまり節約効果は少ないというのが正直な感想です。

クレジットカード決済ならポイントが貯まる

ほかの家賃を節約する方法として、クレジットカード決済があります。カードで支払うことで、直接家賃が安くなるわけではありませんが、毎月一定額支払うことで、確実にポイントを貯めることができるのです。

例えば、1ヶ月の家賃が7万円の場合、年間84万円払うことから、還元率が1%のカードで支払うと年間8,400ポイントは貯まることになります。

最近は、大手の不動産屋さんではカード決済が可能になりつつあるので、家賃の節約のために値切ったり、引っ越したりするのは無理という方にはおすすめの節約方法です。

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