不動産投資いくらから始める?

不動産投資はいくらから?初心者に必要な自己資金の額とは

不動産投資はいくらから始めたらいいのか…と疑問に感じている投資初心者は多いことでしょう。
不動産投資を行う際に準備すべき自己資金は、購入する不動産の規模によってさまざまです。そこで、今回は6人の投資家の皆さんに、初めて不動産投資を行った際に用意した自己資金について聞いてみました。

不動産投資はいくらから?初心者に必要な自己資金の額とは

投資家に聞いた!初めての資金はいくらでしたか?

今回紹介するのは、区分所有のマンションやワンルームマンション、アパートなどをお持ちの投資家の体験談です。初めての不動産投資では、個人資金をいくらくらい必要なのか、早速見ていきましょう。

さらに、投資初心者のために、投資家の皆さんから不動産投資で大切なことについてアドバイスをいただきました。

1.最初の自己資金は200万円

大島さん

30代

男性

会社員

神奈川県

15年ほど前に初めて買った物件は区分マンションです。200万というやや少なめの自己資金で、ローンを使って一千万円クラスの物件を購入しました。利回りこそ低めですが、常に入居が期待できる好立地のため、現在まで安定して収益を得ております。

不動産投資は、ローンを使ってレバレッジを効かせれば、自己資金以上の物件を購入できるし、さらに投資効率が良いため、無理をしなければ確実に収益が得られると思い、社会人になったのを機に不動産投資を始めました。

不動産投資の最大のメリットは安定性です。そのため、目先の利回りよりも確実に入居が期待できる物件を選ぶことが、不動産投資で失敗しないための近道だと思います。

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2.最初の自己資金は300万円

たろうさん

30代

男性

会社員

大阪府

最初の投資資金は300万円です。これが、大企業のサラリーマンでもない私が動かすことのできる限界でした。

本業での収入増が見込まれず、銀行預金投資信託でも大きな収益があげられない中、以前より興味があったマンションへの不動産投資を始めてみました。

不動産投資で大切にしていることは、長期的に入居者が見込める物件かどうかです。立地などの利便性はもちろん、オーソドックスで無難なマンションを選んでいます。個性的な間取りや外観は、老朽化が進むと古さが強調されるのでおすすめしません。

カオルさん

40歳

女性

会社員

茨城県

私の初めての不動産投資のために用意した資金は300万円です。1年ほど前に資産運用のためのセミナーをいくつか受講した際、たまたま受けた不動産投資セミナーの担当者から、中古マンションを紹介されました。

不動産投資は本業の合間に運用できる上、安定した家賃収入が得られ、現物資産が手に入るなどの点で、私に合った資産運用だと思っていました。投資を始めて7ヶ月ほどで、実際に家賃収入が得られるようになりました。

不動産投資で大切なのは、物件に魅力があることです。「駅から徒歩5分以内」とか「リフォーム済み」とか「都心に近いワンルームマンション」など、物件ごとにセールスポイントがあれば、確実に入居が見込めると思います。

3.最初の自己資金は500万円

眞田さん

20代

男性

会社員

福岡県

最初の投資物件はワンルームマンションで、自己資金は500万円ほどでした。この物件は、購入前の現地確認の際にきちんと設備を確認しなかったために、購入後に温水器などの設備が壊れて数十万の持ち出しがあり、あまり順調とはいえないスタートでした。

私は不動産会社の営業マンで、不動産投資を始めて3年になります。仕事を始めるまでは不動産には全く興味がなかったのですが、徐々に不動産投資が面白そうだと感じるようになりました。

私は初めての不動産投資の失敗で、現況確認が一番重要だと学びました。間取りや築年数だけでなく、駅からの距離や防犯管理など、賃貸募集に有利かどうかが重要です。

ユキオさん

30代

男性

会社員

富山県

不動産投資を始めた頃はお金があまりなく、500万円を自己資金として、築7年の木造アパートを3,000万円で購入しました。決め手は、大学に近く徒歩圏内に大型ショッピングセンターがあったことです。8年が経ちますが、ほぼ満室状態が続いています。

徐々に物件数を増やし、それなりに不動産投資の経験を積む中で、自分なりに次の3つのことを心がけることによって、現在までに入居率9割以上を維持しています。

  • 自分の住みたい物件しか買わない
  • よい管理会社を選ぶ
  • 管理会社任せにせず物件管理に関わる

以前、管理会社を変えたところ、半年間空室だった3部屋が2週間で満室になったことがあるため、管理会社はとても重要です。また、自分自身で入居者を探したり、掃除したりと、自分自身で積極的に物件管理に関わることも大切だと考えています。

優良物件を歩いて探す女性

ケンイチさん

40代

男性

会社員

東京都

最初に購入したワンルームマンションの価格は約2,500万円でした。自己資金として500万円を支出し、残りは銀行の不動産投資ローンで借りました。すでに購入して15年が経過しますが、おかげさまで利益を稼ぐことができています。

投資雑誌で読んだ中古マンションへの投資の記事がきっかけで、東京都内のワンルームマンションに投資するようになりました。ワンルームマンションを購入し、数年間保有しては売却し、再び購入しては数年後に売却することを繰り返しています。

不動産投資で大切なことは、入居者を常に確保できる立地にあり、オートロックなどの防犯設備が整っているマンションを選ぶことです。入居者のニーズを充たしていれば、入居者確保に苦労することはほとんどありません。

4.最初の自己資金は2千万円

みちこさん

40代

女性

会社員

神奈川県

私が最初の資金として準備した額は2000万円です。普通の会社員でもアパート経営で儲かっているというニュースをテレビで見て、2年ほど前から不動産投資を始めました。

私は不動産投資を行う際、投資に値する価値があるのかどうか、投資を考えている物件の周辺の土地について入念に調べることにしています。

マンションやアパートにはどんな人が暮らしているのか?スーパーやコンビニは徒歩圏内にあるか?学校はあるか?病院はあるか?介護施設はあるか?など、生活者の視点に立つことで、人が住みたいと思う土地かどうかを判断しています。

ローンあっての不動産投資

不動産投資において自己資金を準備することも重要ですが、多額の資金を準備するのが難しいという投資家にとって、不動産投資ローンは欠かすことができない存在です。

不動産投資ローンとは、投資を行う不動産を担保にして金融機関から融資を受けるローンのことをいいます。一般的な住宅ローンに比べて金利が割高になることから、不動産投資では毎月の確実なローン返済を意識した運用が求められます。