株をやらないほうがいい人の性格

株をやらないほうがいい人は?投資に向かない人の特徴6選

株には「やらないほうがいい」といわれている人がいることをご存知ですか?どのような特徴の人が株に向いていないのか、また、実際に株に必要なことについて解説しています。
さらに、株歴1年半から15年までの12人の投資家に、株はやめたほうがいい人のタイプについて聞きました。

株をやらないほうがいい人は?投資に向かない人の特徴6選

株式投資に向いていない人の6つの特徴

どんなことにも向き不向きがあるように、株式投資にも向いている人がいれば、向いていない人がいます。株式投資はリスクを伴うことから、場合によっては大きな損失につながりかねません。

そのため、株に興味がある・実際に運用しているという人は、次の6つの特徴にあてはまるかどうか要チェックです。

特徴1:株の勉強をしない

株は、基本的にバナナやリンゴと同じように、お金を出せば購入することはできますが、いざ売却などの対応に迫られる状況におかれた場合、最低限の知識がないと損をする可能性があります。

売るべきか待った方がいいか迷った時、株に関する知識が役に立つことがあるため、勉強をしない人は確実に不利だといえます。

特徴2:優柔不断

株式の売買では、タイミングを逃すことが損失につながります。「どうしようと…」と悩んでいる間にも株価は刻一刻と変化するため、時には思い切りのよさが必要とされるのです。

長期的に保有するために購入した株でも、価格が大幅に下がれば手放さなければなりません。そんな時、潔く損きりできるかどうかが成功の鍵を握ります。

特徴3:面倒くさがり

株価は、企業の業績だけでなく、「景気」「金利」「世界情勢」「機関投資家の動向」「季節」等のさまざまな要因によって変化するため、常に情報の調査や分析をすることが求められます

株の売買では、手間を惜しまず十分に情報収集することが重要です。そのため、楽に手っ取り早く儲けたいと考えている人は、あまり株向きではありません。

特徴4:物事を客観視できない

株式投資では、冷静に物事を判断する客観性も大きな武器になります。株価が大きく変動しても冷静さを失わず、状況を正しく理解して、次の一手を考えることが大切です。

株価の下落が続いている状況で、「そのうち上がるかも」とのんきに静観するのか、それとも、損失を最低限に抑えるために対策するのかによって、結果は大きく違ってきます。

特徴5:一攫千金狙い

とにかく株で儲けたいと気持ちが強すぎてるあまりに、「配当金が高い株ばかり買う」「特定の株に全資金を賭ける」という買い方ばかりしていると、損をしてしまう可能性が高くなります。

テンバーガーのような大穴銘柄にしか狙わないという人は、大化けする可能性がある地味な成長株を見逃しがちなことから、結果的に損をしていることになりかねません。

特徴6:浪費家

いい投資家には倹約家が多いといわれていますが、株で儲けたお金を湯水のよう使ってしまう人も、株式投資には向いていません。お金を使いすぎて、投資資金が底をついてしまっては本末転倒です。

株式投資は、資金を賢く使うことができなければ成功しません。そのため、お金があればあるだけ使ってしまうという人は、株をやらないほうがいいでしょう。

株式投資に必要なこと

株に必要なことは、ズバリ「知識」「お金」「情熱」の3つです。それだけ?と思われるかもしれませんが、とりあえず、この3つがあれば株式投資を続けていくことはできます。

しかし、株式投資で成功したいのであれば、さらに、次の7つのことを身につけることをおすすめします。

株式投資に必要なこと

  1. 情報収集力と分析力
  2. 先を見通し目的を達成する戦略性
  3. 売買のタイミングを見極める決断力
  4. コツコツと続ける堅実さ
  5. 甘い誘惑に負けない自制心
  6. 質素倹約
  7. 自分に合った投資スタイルの確立

株式投資では、現況を把握しながら先のこと読むだけでなく、自分自身のコントロールや資金管理が成功の鍵を握るため、これらの7つのことが重要となります。

投資家に聞いた!株をやめたほうがいい人のタイプとは

今回、12人の投資家に、株をやらないほうがいいと感じる人のタイプを聞いたところ、次の6つに絞られました。具体的にどのようなところが株に不向きなのか、皆さんの意見をぜひ参考にしてください。

それでは、これらの条件に当てはまる人がなぜ株に向いていないのか、その理由について、投資家の皆さんの具体的なご意見をみていきましょう。さらに、株式投資に向いている人の特徴についても聞きました。

1.ギャンブル感覚の人

株をやらないほうがいいギャンブル感覚の女性

一攫千金は夢のまた夢

利郎さん

20代

男性

会社員

北海道

私は、3年前に友人に勧められて株を始めました。一般的なイメージ通り、株で儲けることができる方は少数で、私も3年間でプラスになることはあまりありません。

そんな私が株をおすすめできないのが、ギャンブルみたいに熱が入ってしまう人です。「もう少しで儲けが出そう」や「今なら何とかなるはず」という気持ちが強いと、止められなくなってしまいます。

株式では、値幅がとても変動しますので、上手い具合にレートの変動を見ながら売り買いをしていかなければなりません。

逆に、株に向いているのが、小額の利益を細かく積み上げていける細かい人です。また、儲けようと思わずに趣味程度に株を行うと、意外と割り切ってできると思います。

簡単に稼げたら誰も苦労しない

ユージさん

20代

男性

会社員

東京都

株をはじめて1年半ほどです。私が株をやらないほうがいいと思う人は、ギャンブル好きの人です。明確な目標がなく、株に対してしっかりとした考えがない人は、株に向かないと思います。

TVやYouTubeなどで、株は楽しみながら簡単にお金が稼げるということを語っている人もいますが、そんなに楽に稼げるならみんなやっているはずです。

株を始めるなら、「どのように資産を運用したいのか」「何のためにいくら必要なのか」「一つの株にいくらかけられるのか」等の明確な考えがないといけません。

2.すぐに結果を出したがる人

株をやらないほうがいいすぐに結果を出したがる女性

大きな獲物はリスクも大きい

みゅうさん

30代

女性

その他

鳥取県

私が株をやるようになってから6年くらいになりますが、これから株をやるという人で、すぐに利益を出そうと思っているならやめた方が良いです。

例えば、デイトレードをやればすぐに利益確定できますが、その分リスクも高くなります。それでは、まるでギャンブルをやっているようなものです。

逆におすすめなのが、株値が上がっても下がっても狼狽せずに、ずっと持っていられるような人です。

実際に自分が株をやってみて思ったのは、ある程度の期間株を保有して、長期的に利益を出せればと思っているような人は、株をやっても損をしない確率が高いと思います。

株がストレスになる時

蘭さん

20代

男性

会社員

大阪府

私は株をここ2年ほど続けていますが、私が株に向いていないと感じるのは、せっかちで短期間にすぐに利益を求めてしまうタイプの人です。

この手のタイプの人は、毎日株価変動を神経質にチェックすることで、精神的にストレスをためてしまったり、焦って取引をして損を出してしまったりします。

株をやることが、その人にとってマイナスにつながるような場合は、やらないほうがいいと思います。

逆に、長い目で見て利益が出せればいいと考えられる人は向いています。ストレスをためてしまうこともなく、損失につながるようなミスをすることもないので、少しずつ利益を上げていくことができます。

3.株で儲けたい人

もっとお金が欲しい女性

大切なのは研究熱心であること

シーナさん

30代

男性

パート・アルバイト

沖縄県

2年くらい前に株を始めました。私が株をやらないほうがいいと思う人は、儲けよう儲けようという気持ちが強すぎる人です。

最初から、もうけ重視で株を買おうとするとあまり儲かりもせず、意味もなくお金を無駄づかいしてしまいます。

逆にうまくいくタイプは、投資する会社の財務状況など調べ、将来的な商品開発の見込みや売り上げの向上などを考慮して株を購入できる人です。

株式投資するには、あれこれと考えて、この会社にお金を投資するぞ!という強い意志が必要だと思います。

株初心者が陥りがちなこと

のぶさん

40代

男性

会社員

和歌山県

私が株を始めたのは2年前の春でした。世の中では東京オリンピックが近づき、「これからの副業は株だ!」という風潮が強くなり、ネットでは株価の上昇が予想されていたため、やれば儲かるものと思い込んでいました。

しかし、株取引を始めたころの私は「儲けたい」という気持ちが強すぎたのです。

損失が出るとなんとか取り返さないといけないと焦ってしまい、冷静な売買ができなくなり、さらに損失を広げてしまいました。

株をやるには、強いメンタルが必要です。自分の決めた売買ルールを決め、そのルールをしっかり守って取引を行える人は、確実に利益を重ねていけると思います。

4.ブレやすい人

感情によってルールを変える株に向かない女性

株は単に数字の変化

たかひろさん

30代

男性

会社員

千葉県

私の株歴はかれこれ15年くらいになります。時期によって投資へのウエイトを増やしたり、資金を引き上げたりしていますが、コンスタントに利益を出せているほうだと思います。

個人的な成功や失敗の経験から、こういう人は株をやらないほうがいいなと感じるのは感情に流されやすい人です。

例えば、「この企業にはいい思いをさせてもらったから、すぐ売るのは忍びない」とか、「一生懸命調べて見つけた銘柄だから、諦めたら負けた気がする」という、何の利益も生み出さない感情はマイナスでしかありません。

冷静さを保ち、むしろ冷徹に数字だけを見られる人が株に向いていると思います。

目指せ!投資スタイルの確立

としさん

40代

男性

公務員

山形県

私は株の取引をはじめて約3年になります。私が思う株をやらない方がよいと思うのは、色々な情報に惑わされてしまい、最初に決めた自分の投資スタイルを簡単に曲げてしまう人です。

今は株式投資に関する情報が、インターネットや本などで簡単に手に入る時代です。しかし、そのような情報は、正否が分からないようなことが多々あります。

そのような訳の分からない情報に振り回されて、自分の投資スタイルをコロコロ変えてしまうと、一貫性がなくなって負けが込む原因となります。

株に向いている人というのは、どんな時でも自分の信じる投資方法を曲げずに貫き通す、強い意志のある人だと私は思います。

5.目先のことに囚われやすい人

株価が少し下がったのを見て自分が持っている株を見限る女性

長期保有も大切です

まおこさん

40代

女性

会社員

福岡県

株歴2年になります。私が株をやらないほうがいいと感じるのは、株価の動きに一喜一憂するタイプの人です。

目先の小さな株価の上下に気を取られて、中長期的な見方ができないと思うからです。

だからといって、株の値動きに関心を示さない、株を購入しただけで安心してしまうようなタイプも向いていないと思いますが…。

株の運用に向いているのは、日本だけでなく世界の情況にも気を配り、ここぞというタイミングを逃さない目を持っているタイプの人です。

情報収集に労を惜しまず、長い目で株価を見守ることができる人が適していると思います。

多少の損失にも動じないこと

まいさん

30代

女性

会社員

東京都

私は5年ほど前から株式投資をしています。負けることもありますが、全体を通して数十万円ほどは利益が出ています。

私が株をやらないほうがいいと思うのは、将来への不安が強い小心者で心配性な人です。

落ち着いて持っていれば利益が出るかもしれないのに、そのタイミングを待てないため、少し損が出たら売却、また違う株を買って、少し損が出たら売却を繰り返します。

逆に株式投資に向いているのは、ポジティブで腹が据わっている人です。一時的に損が出たとしても、最適なタイミングを待つことができるし、失敗をしてもノウハウとして次の投資に活かせるからです。

株式投資を始める時は、まずは自分のタイプを見極めることが大切だと思います。

6.冷静に状況を分析できない人

儲け話にすぐ飛び込む女性

お金に目がくらんでしまう人はダメ

はむ子さん

50代

女性

主婦

埼玉県

私は、日本株やFXを5年ほど取引しています。大儲けはしていませんが、だんだん負けなくなってきました。

私が株をやらないほうがいいと思う人は、損失に浮足立ってしまったり、少しでも良いと全額つぎ込んでしまったりする、冷静に投資ができない人です。株のチャートは常に上下しているものなのに、変化するたびに大騒ぎする人は、まったく向いてないと思います。

株に向いていると思うのは、自分がどんな投資をするか具体的に想像し、それを行動に移すことができる人です。

また、お金をただの数字と捉えることができる人や、儲かったからといってすぐ消費に回さない人も適性があるんじゃないでしょうか。

株におすすめなのはケチな人

ぴょん助さん

20代

男性

会社員

東京都

私の株暦は5年程度なので、どちらかといえば浅い方ですが、株式関連の書籍は外国語の本も原書で読むなど、ある程度は株式投資についての知識はある方だと自分では思っています。

そんな私が株式投資をやらないほうがいいと思うのは、気前がよくて勢いで株を買ってしまうような人です。

そういう人は、株価が割高でも欲しいと思うと買ってしまうので、株価が下がった場合、塩漬けになるパターンが多いと思います。

逆にケチな人は、株価が割高な時には株式を買わずにじっとしていて、株価が割安になった時だけ株式を買うので、高値つかみがなく、株式投資に向いているといえます。

株式投資のポイントはバランス感覚にあり

株は、大雑把すぎても几帳面すぎてもいけません。また、チャートの変化にいちいち過剰に反応してもいけません。明確な目標を持ち、その目標を実現するためにはどのような投資を行うべきかを、冷静に見極めることができるバランス感覚が必要になります。

そのため、単に株の売買を行うのでなく、世界の経済情勢を知り、動きを読み取る力が必要となることから、投資に対して研究熱心に励むことも重要です。