メルカリで取り置きを断る方法
メルカリでは取り置きしてほしいと依頼されることがよくあります。購入希望者が言う取り置きとは、買えるようになるまで専用を作って待っていてほしいという意味です。
しかし、専用出品はメルカリユーザーの間でよく使われている「独自ルール」であり、メルカリが推奨している取引のやり方ではありません。
メルカリ事務局は専用出品に関してこのように記載しています。
メルカリでは最初に購入した方と取引する仕組みとなっており、専用出品によるトラブルはサポートすることができませんので、お相手とご相談のうえトラブルには十分ご注意ください。
出典:メルカリガイド
今回は取り置きの申し出を断った経験のあるメルカリユーザーに、なぜお断りしたのかという理由と断り方を教えてもらいました。
トラブルに発展するおそれがあるため、できれば取り置きしたくない。でもどうやって断ればいいのかやり方がわからないという方は要チェックです。
メルカリで取り置きを断る理由は?
購入希望者が取り置きをして欲しいという理由には次のことが考えられます。
- 売上金が入る予定なのでそれまで待ってほしい
- お金の都合がつかず、用意できるまで待ってほしい
- 売れてしまうのが嫌なのでキープしたい
しかし、このような購入希望者の中には結局都合が合わずキャンセルすることがあります。本当はすぐに売れる商品でも専用ページを作って購入されるのを待っていたばかりに売り逃すというケースが非常に多いのです。
メルカリで取り置きを断るのは次のような理由からです。
- 連絡が取れなくなることがある
- 購入してもらえないことがある
- 他の人に購入(横取り)されることがある
実際に取り置きを断っているユーザーに話を聞いてみました。
かずほさん
20代
男性
会社員
北海道
購入者に取り置き対応をしたところ、専用ページを作成しても連絡が来なかったことがありました。他にも購入希望のお客様がいたので、スムーズな取引が出来るよう取り置き対応は断っています。
さらさん
20代
女性
会社員
神奈川県
以前メルカリで取り置きをして専用ページを作成したところ、他の方に購入されてしまったことがありました。
購入予定の方がいたことを説明しましたが、メルカリのルール上では早いもの勝ちだということでキャンセルは受け入れてもらえませんでした。
それ以降はトラブルを避けるため取り置き対応はしないことにしています。
さちこさん
30代
女性
主婦
鳥取県
取り置きをするとトラブルの元になるし、本当に購入されるか分からないので断っています。
実際に取り置きをお願いされて、「◯日までに購入します」と言われたのに日にちを過ぎても購入されないことがありました。
他に購入したいという人がいたかもしれないと思うと、悔しい思いでした。
はるこさん
50代
女性
自営・フリーランス
兵庫県
商品の種類やコメントの丁寧さや理由によっては、お取り置きはさせていただきますが、基本的にはお断りしています。
出品者としては、出品している値段で早く売れてほしいというのが本心です。
物によっては季節を考えて出品しているわけですから、取り置きしている間に売れる可能性もあります。結果キャンセルになってしまったら目も当てられません。
取り置きの断り方【文例】
頼まれると断りづらいという人は、トラブルに巻き込まれて嫌な思いをする前に、自分なりの「お断り定型文」を作っておくといいでしょう。角を立てずにしっかり断る方法を見ていきましょう。
みくさん
30代
女性
会社員
北海道
「自己紹介文にも記載していますが、お取り置きはしておりませんのであらかじめご了承下さい」と記載しています。
事前に、プロフィールの自己紹介文に「取り置きはしておりません」と記載しておき、商品説明文にもプロフ必読と書いておきます。
それでも取り置きを要求してくる方には無視するわけにもいかないので、コメントをくれたことと商品を気に入ってくれたことにお礼を伝えつつ、きっぱりと「お取り置きはしていない」と伝えるべきです。
はるこさん
50代
女性
自営・フリーランス
兵庫県
「購入をご希望いただきありがとうございます。基本的に商品はお取り置き不可とさせていただいております。申し訳ございませんが、またご縁がありましたらよろしくお願いします」
断り方は、丁寧かつハッキリとコメントするのが基本です。YESかNOかはっきりと書かないと後々トラブルになってお互いに嫌な思いをすることになります。
コウダイさん
20代
男性
自営・フリーランス
愛知県
「プロフィールにも記載してある通り、お取置きや専用商品はトラブルになる恐れがございますのでお作りできません。ご協力いただけますと幸いです」
「近日中に売り切りたいと考えておりますので、お取り置きや専用商品はお断りしています。ご理解のほど宜しくお願い致します」
のぞみさん
30代
女性
パート・アルバイト
長崎県
「大変申し訳ございませんが、音信不通や未購入といったトラブルがございましたので、現在はお取り置きの対応を受け付けておりません。」
今まで取り置きをして音信不通、未購入などのトラブルが多かったこと、それにより不快な経験をしたので取り置きは一切していないことを伝えています。
大事なのはただ断るのではなく、きちんと理由を記載し、申し訳ございませんと謙虚な気持ちで対応することだと思います。
えりさん
20代
女性
会社員
茨城県
ユーザー名に、取り置き不可・即購入可、などの文字を入れておくと、取り置きの交渉をされる確率が低くなります。
商品の出品ページにも、分かりやすく同じような言葉を入れておくと尚良いです。
それでも万が一取り置き交渉をされた場合、「申し訳ございません、トラブルの原因となる可能性がある為、お取り置きはしておりません」と丁寧に断っています。
さちこさん
30代
女性
主婦
鳥取県
「申し訳ありませんが、トラブルの元になるため、私が出品している商品は全て取り置き不可とさせていただいております。ご購入の際は即購入をお願いしております」
さらさん
20代
女性
会社員
神奈川県
「以前お取り置きをして専用ページを作成したものの他の方が購入された事がありましたが、横取りはルールでは違反ではないとのことで、キャンセルを受け入れてもらえなったことがありました。このようなトラブルを避けるためにもお取り置きはお断りしております。ご理解いただけますと幸いです」
かずほさん
20代
男性
会社員
北海道
「他に購入希望の方がいる可能性があるため、取り置きはお断りさせて頂いております」
「過去に取り置きをしててお客様とトラブルがあったため、お互いに気持ちの良い取引が出来るようお断りしております」
「迅速なお取引を希望しておりますので、取り置き対応は一切お断りしております」
メルカリの取り置きがトラブルになることも
メルカリで取り置きをすることはトラブルにつながる可能性があります。購入希望者のリクエストに応じたいという善意が裏目に出るのは悔しいものです。
取り置きしたくないと感じるのであれば無理は禁物。メルカリ専用トラブルを参考にして、気持ちの良い取引ができるように取り置きできない理由を理解してもらいましょう。