Apple Payとは?
Apple Payとは、アップルがサポートしている電子決済サービスのことで、お財布の役割をするWalletアプリの中に、使いたい電子マネーやカード類を入れて利用します。
Apple Payで使える電子マネー
Apple Payで対応している電子マネーは、JR東日本のSuica(スイカ)、ドコモのiD(アイディ)、JCBのQUICPay(クイックペイ)の3つです。それぞれの電子マネーには次のようなタイプがあります。
電子マネー | 種類 | 支払い方法 |
---|---|---|
Suica | プリペイド型(前払い) | 事前にチャージ |
iD | ポストペイ型(後払い) | クレジットカード払い |
プリペイド型(前払い) | 事前にチャージ | |
QUICPay | ポストペイ型(後払い) | クレジットカード払い |
プリペイド型(前払い) | 事前にチャージ※ |
※ここでのプリペイド型のQUICPayは、au WALLET プリペイドカードでの使用となります。
Apple Payで使えるカード類
Walletアプリでは、次のようなカード類を登録して使用します。
登録方法は、Walletアプリを起動後にアイコンをタップしてカードをスキャンするだけ。簡単に好きなカードをWalletアプリに登録できます。
Walletアプリに追加できる主なカード
- Suica
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
- ポイントカードやショップカード
- クーポン
- ギフトカード
- 飛行機の搭乗券
- 映画やイベントのチケット 等
Apple Payでできること
Apple Payの特徴が分かったところで、次にApple Payでどのようなことができるのか見ていきましょう。Apple Payは、一般的に次のようなiPhoneやApple Watchによるキャッシュレス決済などに利用できます。
- 複数のカードの一元管理
- 店頭での電子マネーによる支払い
- 電車やバスなどの交通機関の利用
- クレジットカードなどのカード類の利用
- Web上でのオンライン決済
iPhoneがあればさまざまな支払いができるApple Payを、実際にユーザーはどのようなに使用しているのでしょう。7人の利用者に具体的な使い方について教えていただきました。
Suicaをさらに便利に利用
ケンケンさん
40代
男性
会社員
神奈川県
私はApple Payに、Suica定期券のほかに、ANA JCBカードとQUICPay付きのセゾンカードを登録しています。主にQUICPayとSuicaとして利用し、Suicaへのチャージや定期券の購入は、ANA JCBカードから行なっています。
通勤で利用しているバスは、降車時に支払う後払い方式なのですが、乗車の際にタッチして残高不足に気付いたことがありました。一瞬焦りましたが、到着するまでの間にWalletアプリでチャージして、難なくバスを降りられた時は、思わず感動しました。
ヨシダさん
30代
男性
会社員
東京都
私の場合、通勤用の個人のSuicaのほかに、出張用に会社からSuicaを支給されているため、Apple Pay上で複数のSuicaを管理できるのは大変助かります。また、Suicaにしてから出張費の清算が楽になりました。
ただ、普段使っているSuicaは、エクスプレスカードという設定にしているので、かざすだけで利用できますが、出張用のSuicaを利用する際、いちいちWalletアプリを起動しなければならないので、急いでいる時はやや不便さを感じます。
複数のカードを登録
サチコさん
30代
女性
主婦
茨城県
Apple Payに、au WALLETの クレジットカードとプリペイドカード、エネオスカードの3枚を入れて、クレジットカードをメインで使用し、プリペイドカードをポイントのチャージ専用に使っています。
クレジットカードは、スマホをかざすだけで決済ができるので、サインをする手間が減り、すごく便利になったと感じました。
また、クレジットカードを利用して貯まったポイントをプリペイドカードにチャージしておくと、お店で「クイックペイで払います」と伝えるだけで簡単に使えるので、コンビニなどでの買い物に便利です。
Apple Watchで身軽に
よしみさん
30代
女性
会社員
広島県
USJに遊びに行った時、Apple Watchでほとんどの支払いを済ませることができました。カートのおやつ以外は全てApple Payが使えるので、スマホと小銭入れ、ウエットティッシュを入れた小さなポーチだけでパーク内を満喫しました。
Apple Watchだと、人が多い場所での盗難や落し物に注意する必要がないのでよかったです。長い行列ができているレジでスムーズに支払いができ、レジスタッフの方にも感心されました。
りょうさん
30代
男性
会社員
千葉県
Apple payにはアマゾンクラシックカードというクレジットカードを登録しています。このカードはiDに対応しているので、iD対応の自販機やコンビニを利用する際に、いちいち小銭を出さなくてもいいので、買い物がかなり楽になりました。
また、自転車で出かける際にApple Watchをしていると、ちょっとした買い物をする際に手首をかざすだけで決済ができるので、お財布を持たずに手ぶらで出かけることができます。
ガソリンスタンドでの給油が超簡単
おざわさん
40代
男性
その他
宮城県
私は、Apple Payにクレジットカード機能が付いたENEOSのカードを入れて、さらに、ENEOSカードにQUICPayを追加することで、後日、使った分だけまとめてクレジットカードへ請求があるので、給油のためにわざわざチャージする必要がありません。
今まで給油の際はプリカか現金払いでしたが、Apple PayならiPhoneを給油機にかざして指紋認証するだけなので、いちいち財布から現金やカードを出す必要がなく、支払いが後日なので、現金の持ち合わせがないときも給油ができます。
ポイントを貯める
キミオさん
20代
男性
会社員
東京都
Apple PayにはSuicaとソフトバンクカード(プリペイドカード)、楽天カード(クレジットカード)を登録しています。Suicaには、楽天カードでチャージすると楽天ポイントが貯まり、ソフトバンクカードを利用すればTポイントが貯まります。
さらに、普段の買い物でソフトバンクカードを利用する際はTカード、楽天カードを利用する際はPontaカードを提示すると、ポイントの2重取りができる場合があります。
Apple Pay使用の際の注意点
Apple Payは大変便利なサービスではありますが、利用する際は以下のような点への注意が必要です。
- 電源が入ってないと使えない
- 対応している電子マネーが少ない
- 銀行口座からのSuicaのチャージができない
- 指紋認証がうまくいかない時がある
- 獲得ポイントが減ってしまう場合がある
特にApple Payの場合、電源が入っていなくても使えるおサイフケータイと違い、電源がOFF状態では利用できないため、くれぐれも日頃からバッテリーの残量には注意しておきましょう。