iDにはどんな種類があるの?
iDを使用する場合、カードやスマホをかざして支払うというイメージが強いかもしれませんが、実はiDには支払方法によって次のような3つの種類があります。
種類 | 支払方法 | 使い方 |
---|---|---|
ポストペイ型 | 後払い | クレジットカード |
おサイフケータイ (dモバイルポイントカード) | ||
Apple Pay | ||
デビット型 | 即時引き落とし | デビットカード |
プリペイド型 | 前払い | プリペイドカード |
Apple Pay |
iDは種類によってどのような違いがあるのか、それぞれのタイプの特徴をみていきましょう。
ポストペイ型iD
クレジットカード会社に申し込むことで、一般的なクレジットカードのほかに、おサイフケータイやApple Payで利用することができます。
利用した金額が、後からクレジットカードの分と一緒に請求される後払い式のため、必要に応じて事前にお金を用意しておく必要がありません。
デビット型iD
デビットカードとは、預金口座に紐付けされている決済専用のカードで、いちいち現金を口座から引き出す手間が省けることから、ATM手数料の節約にもつながります。
クレジット型のような利用ポイントはありませんが、キャッシュバックが付いているので、使うたびに利用金額の0.25%が預金口座に自動的に戻ってきます。
プリペイド型iD
無料で作れるにも関わらず、使うたびにdポイントが貯まるのがプリペイド型のお得な点です。チャージした分しか使えないため、クレジットカードのような使いすぎの心配もありません。
ローソンで現金をチャージするか、スマホでクレジットカードや電話料金合算払い等のチャージ方法が選べるほか、iPhoneのWalletアプリにカード番号を入力すると、Apple Payで使えます。
あなたのiDの使い方を教えてください
iDにはどのような使い方があるのかを知るために、日常的にiDをお使いの9人にiDと貯まったポイントの使い方について聞きました。
どの種類にしようか迷っているという人は、皆さんが実際に使って感じたiDのメリットとデメリットをぜひ参考にしてください。
使い方1:クレジットカードで利用
「アイディで」とはっきりと
リリカさん
30代
女性
パート・アルバイト
京都府
私は、主にローソンでの買い物にiDを利用しています。iDの便利な点はキャッシュレスなのと、ポイントが貯まることです。
貯まったポイントはローソンの商品と交換する時に使ったり、dショッピングのサイトで買い物をする時に使うことが多いです。
不便な点は、クレジットカードに付帯しているため、支払いの際に、いちいちクレジットカード支払いにするかiD払いにするかを店員に伝えなければならないことです。
コンビニでは、店員が電子マネーの種類を打ち込むので、電子マネーに疎い人の場合ははっきりと伝えなくてはいけません。たまに、iDと楽天Edyを聞き間違えられることもあるので面倒です。
クレジットカードなら、カードでと言えば良いだけなので、クレジットカード払いの方がスムーズかなと思うことがあります。
外食専用のカードです
パコさん
30代
女性
主婦
千葉県
家計のやりくりを分かりやすくするために、スマホ料金を含むiDの支払いは、食費・日用品・衣類・ガソリンなどの生活費とは別の口座を使っています。
そのため、用途がゴチャゴチャにならないよう、外食の時にiDを使うようにしています。主に、ファストフード店などで外食した時に使用することが多く、貯まったポイントも外食やデリバリーなどで使っています。
ただし、iDを利用して貯まったポイントは、必ずしもiDが利用できるお店で使える訳ではないので不便です。
普段よく利用しているお店でも、ポイントの使用がネット注文に限定されているので、ポイントが使える幅が広がれば、もっと利用しやすいと思います。
用途ごとにクレカと使い分け
あかねさん
30代
女性
会社員
千葉県
メインで利用しているクレジットカードに付いているので、スーパーではクレジットカードとして、コンビニや自動販売機などの少額の買い物の時はiDで、というように使い分けています。
どちらもお金を出す手間はないですが、iDは「ピッ」とするだけで済むため、時間も手間もかからないので助かっています。
なので、抱っこしている赤ちゃんがぐずり気味なときは、スーパーでもiDにしています。
iDは一度に貯まるポイントは多くないけれど、気付くとまとまったポイントが貯まっているので、育児で夕飯作れない時は、デリバリーで全額ポイント払いしています。
そのため、普段キャッシュレスに慣れてしまっているので、たまにiD対応していない店舗にあたってしまうと、面倒に感じてしまいます。
どこでも使えるようになったらもっと便利だと思います。
使い方2:おサイフケータイで利用
dポイントからPontaポイントへ
あやねさん
20代
女性
会社員
埼玉県
私は主に、コンビニでの買い物やファストフード店でiDを利用しております。
クレジットカードと連携をしているので、チャージ不要なのがiDのよいところです。買い物もスピーディーにできます。
最近は、加盟店もかなり増えてきており活躍する場面が多くなりました。
ポイントはdポイント加盟店で使うこともありますが、Pontaカードのポイントに交換すると、家電量販店やガソリンスタンドなど用途が増えるので、ポイント交換してしまうことが多いかもしれません。
iDはこのようにポイントの使い方が幅広いので、かなり優れた電子マネーシステムだと感じます。普通なら別のポイントカードのポイントに交換なんてできませんからね。
スマホとカードの両方使えます
ヒデコさん
三十代
女性
会社員
東京都
私はほぼ毎日iDを使っています。普段は、職場の自動販売機で缶コーヒーを買う時や、コンビニで昼飯を買う時など。また、休みの日はビックエコーでカラオケする際や、百貨店で買い物する際などに利用しています。
貯まったポイントは、主にローソンでスイーツなどを買うときに使用します。
iDの便利な点は、スマートフォンでもdカードどちらでも利用できることです。特定の店舗では通常ポイントに上乗せされ、よりポイント還元率が良いです。
また、貯まったポイントを2000円単位でiDキャッシュバックとして利用できるのも魅力です。
不便な点は、現状使える飲食店が少ないことです。少し利用できる店舗が拡大されるとよいなと思います。
ドコモのポイントはドコモで使う
サクラさん
30代
女性
パート・アルバイト
山口県
iDは主にコンビニでの買い物や、セルフのガソリンスタンドでの支払いで使います。
貯まったポイントは、携帯代金の月々の支払いに充てたり、スマホの機種変更の代金に充てたりしてます。また、ドコモのdブックで電子コミックを買うのにも使ったりします。
iDの便利な点は、とにかく使いやすいことです。お財布を出さずにスマホをかざすだけで、さっと会計を済ませる事ができます。
ただ、不便な点は、たまにですが、スマホをかざしてもエラーになって使用できないことがありました。お金の持ち合わせがない時は、とても困ります。
使い方3:Apple Pay(ポストペイ型)で利用
2つのポイントがお得
フジタさん
20代
女性
学生
大阪府
私は、スーパーやコンビニでの買い物の時はもちろんのこと、自動販売機やショッピングモールなど、ありとあらゆる場所でiDを利用しています。
主にApple PayでiDを利用していますが、お会計の際に財布を取り出すことなく、iPhoneやApple Watchをかざすだけで支払いが済むのは、スムーズで便利です。
利用可能な場面では、少額の買い物、高額の買い物問わず、基本はiDで支払いしています。そうすることで、ポイントもたくさん貯まります。
貯まったポイントは、クレジットカード付帯の電子マネーにチャージして消化しています。これによって、この電子マネーの支払いでもポイントが貯まるので、ダブルでお得です。
一方で、iDによる決済を導入していないお店もまだまだ少なく、現金を持ち歩かなくて良いとまではいかないのが残念な点です。
使い方4:デビットカードで利用
完全キャッシュレスを目指して
ヒガシダさん
30代
男性
その他
熊本県
iDは主にコンビニでの買い物の支払いで利用しています。少額の買い物の時に小銭を数えて渡すという手間が省けるし、財布に小銭が大量に貯まることもありません。
また、支払いの際に端末にタッチするだけで、暗証番号などの入力が不要なのが便利です。
私の場合、デビットカードを利用しているのでポイントはつきませんが、利用額の0.25%が口座にキャッシュバックされます。キャッシュバックされた分は、そのままiDで利用したり口座から現金を引き出して普段の買い物に利用します。
ただし利用できる店舗が限られているので、ある程度の現金は持ち歩く必要があり、完全キャッシュレスというわけにはいきません。
さらに、デビットカードタイプの場合、口座に残高がないと支払いができないため、必ず入金しておく必要があるのですが、コンビニATMで入金すると手数料がかかるので、その点が改善されることを願っています。
使い方5:プリペイドカードで利用
スマホとdカードがあればいい
アビーさん
30代
女性
主婦
沖縄県
大戸屋やマクドナルドなどの飲食店のほか、スーパーやドラッグストアでの支払いに特に利用をしています。また、使える場合は、雑貨屋さん等でも利用をしています。
貯まったポイントは、マクドナルドに行った際にdポイント支払いにして使うことが多いです。
iDの便利な点は、私はdカードを使用しているため、スマホのケースに入れておけるので、お財布を持ち歩く必要がなく、いつでも直ぐに利用できることです。
不便な点は、チャージ式なので残高不足になる可能性があることと、スマホからチャージするか、ローソンでチャージする以外の方法がないことです。
iDを賢く使って得をしよう!
カードやスマホをかざすだけで支払いができるiDがあれば、お金を持ち歩く必要がありません。さらに、種類によって、ポイントが付与されたり、キャッシュバックがつくことから、現金払いよりもとってお得。
さらに、一定額までならスピーディーに決済できるので、クレジットカードの利用に不便さを感じている人は、支払いの時間を節約したいという人にiDはおすすめのサービスです。