ランチ代を減らすだけでも節約はできる
ランチ代を節約する代表的な方法として、外食からお弁当へのシフトチェンジがありますが、中には忙しくてお弁当を作る時間がないという人もいることでしょう。そのような人には、外食を止めずにランチ代を節約する方法がおすすめです。
まずは、1日のランチに800円かけていた人が、500円のワンコインランチに替えた場合にどれくらい節約できるのか、例を見ていきましょう。
例1:ランチ代を800円から500円に減らす
■1日あたりの節約額
800円-500円=300円
■1ヶ月あたりの節約額
300円×20日=6,000円
※1ヶ月の出勤日数を20日で計算
また、お弁当を持って行きたいけど毎日はちょっとツラいという人は、800円のランチを週に2回だけお弁当にするというのはどうでしょう。
例2:週2回だけ800円のランチをお弁当に変える
■1日あたりの節約額
800円-200円=600円
■1ヶ月あたりの節約額
600円×8日=4,800円
※1回あたりのお弁当原価を200円で計算
※1ヶ月あたりのお弁当の回数を8回で計算
さらに、ワンコインランチと週2回のお弁当にシフトチェンジすると次のようになります。
例3:ワンコインランチ+週2のお弁当に変える
■800円ランチを食べた場合の1ヶ月のランチ代
800円×20日=16,000円
■「ワンコインランチ+週2のお弁当」の1ヶ月のランチ代
(500円×12日)+(200円×8日)=7,600円
■1ヶ月あたりの節約額
16,000円-7,600円=8,400円
ちなみに、1日のランチに800円かけていた人が完全お弁当制にすると、一ヶ月あたり1万2千円節約することができます。
ランチ代はいきなりドドーンと一気に節約するのは難しいかもしれませんが、このようにちょっとずつでも確実に行なっていくことで、大きな節約へとつなげることができます。
誰かに教えたい!私のランチ節約術7選
お弁当派、外食派、コンビニ派に分けられるランチは、どのように工夫することで節約することができるのか、次の7つの方法に分けてご紹介していきます。
トップバッターは手堅いお弁当派です。何かと手間のかかるお弁当を毎日作り続けたその成果は、予想を超えるものだったようです。
ランチ節約術1-完全お弁当制にする
年間18万円は節約できるはず
ねこさん
30代
女性
会社員
前の日の残り物や冷凍食品を使ったお弁当を持って行っています。15分もかからないくらいで、ぱっぱと作ります。毎日のことですから、手の込んだことはせず自分の負担をなるべく減らして、嫌にならず続けていく工夫をしています。
節約する前は、コンビニで買ったりカフェでランチをしたりして楽しんでいましたが、1日に平均500~800円ほどのランチ代がかかるので、積もり積もると高い出費になっていました。
お弁当にしたおかげで、週に3千円以上は貯金をすることができますので、月に1万2千円~1万5千円も貯金できます。年間にすると、18万円も節約できます。お弁当作りは習慣にすると楽になるので、オススメです。
完全お弁当制の場合、モチベーションの維持が重要なポイントになります。「面倒くさいわー」と感じた時のために、冷凍食品や日持ちする常備菜をいくつか揃えておくと、時短につながります。
さらに、続いては、究極のマンネリランチで節約を実現した方の体験談です。
サンドイッチで月1万円の節約
さくらさん
40代
女性
パート・アルバイト
ランチ代を節約するためにお弁当を作っています。作ると言っても時間はかけません。レタス、キャベツやキュウリ、ハム、チーズ等の具を、パンで挟んで切るだけです。サンドイッチならお弁当箱いらずで、火も使いません。
節約前はコンビニ弁当でしたが、コンビニに行くと他のものも欲しくなるので、飲み物やお菓子、デザートを買うと600円は使っていました。それに、コンビニ弁当はボリュームが少なめなので、もっと食べたくなります。
6枚切り食パン2枚で100円もかかりません。栄養のバランスも整っているし、野菜がシャキシャキして美味しいです。これで、月に1万円ほど節約できます。このお金は、子供のために使っています。
確かに、ササッと簡単に安く作れますが、夏場のサンドイッチは要注意。生野菜やハムは傷みやすいので、極力生ものを避け、カリカリベーコンや薄焼き卵などの火を通した具材を選ぶと安心です。
それでは、続いて紹介するのは、お弁当にあまり手間をかけず、足りなかったらコンビニなどで買っちゃおうという、ややラフな節約術です。
ランチ節約術2-お弁当に何かを買い足す
うまくいくと年間6万円の節約
ユキさん
20代
女性
会社員
私はランチ代は一回500円までと決めて、最近は前の晩の夕食を少し多めに作って、それを弁当にして持っていくようにしています。さらに、お弁当では足りないようであれば、コンビニで買い足します。
以前は全てをコンビニで買っていました。野菜やフルーツを多く取りたかったので、品数を多く買うことになり、高い日は千円くらいかかることもありました。
これを実践したことで、月当たり5千円ほど節約をすることができるようになりました。このままいけば年間6万円程節約できるので、このお金を旅行の資金にするか、洋服を買うお金にしたいと思っています。
足りなかったらコンビニで買えばいいと思えば、手抜き弁当でもそれなりに満足できそうです。千円かけていたランチ代を500円にすることで、1ヶ月のランチ代を半分に減らせた良い例だといえます。
続きましては、会社に社員食堂があるという方の節約術を見ていきましょう。
高カロリーランチを月3千円節約
かけるさん
20代
男性
会社員
ランチ代を節約するために、毎日お弁当を持って行っています。ご飯と冷凍食品が少々というすこし寂しいお弁当ですが、足りない場合は一食100円程度で、サラダ等の小鉢をプラスしています。
節約前は、カレーとメインのおかずにうどん等の主食というような、非常に高カロリーの食生活をしていましたが、節約とダイエットを兼ねてお弁当をはじめました。これで、ひと月あたり2千円~3千円ほどのお金を節約することができます。
浮いたお金は趣味に回して楽しむほか、2~3ヶ月に一度は飲みに行ってしまうので、ダイエット効果はあるかどうかは分かりませんが、趣味のために頑張ろうと思えるので、より節約意識が強くなります。
野菜や副菜のない寂しいお弁当になってしまった場合は、サラダや小鉢を付けることで栄養バランスの取れたランチになります。
さて、ここからはお弁当以外のちょっと変わった節約術を紹介します。正攻法ではない、独自の節約術を取り入れているという方の体験談です。
ランチ節約術3-コンビニで安くて量が多いものを買う
楽しみながら月2,500円の節約
はるさん
30代
男性
会社員
ランチを少しでも安くしたいと思い、コンビニで一番ボリュームのある調理パンを買って、コーヒーと一緒にランチを楽しんでいます。以前は、給食センターの弁当を注文していたので、月6千円は使っていましたが、今は3,500円ほどになりました。
また、どうしてもお弁当を注文する必要がある日は、ご飯を家から持って行き、おかずだけ購入することで、値段が3分の1になります。さらに、月に一回お楽しみ弁当の日があるので、その日だけお弁当を注文すると、お得感が増す気がします。
浮いたお金は、緊急用のお金として会社のデスクに保管し、突然の金欠に常に備えています。お金が貯まってきたので、プチうれしい気持ちに浸っています。
コンビニの惣菜パンは、200円以内でボリューム感のあるパンが買えるので、コスパが半端ない一方で、やや栄養バランスに欠けるので、夕食などで野菜をしっかりと補う必要がありそうです。
さらに次の方は、より安さの追求したこだわりの節約術を実践しています。
スナックスティックで月6千円の節約
りつおさん
40代
男性
会社員
ランチ代を節約するために食べているメニューに「スナックスティック」があります。これは、コンビニ御三家にはほぼ同じ商品が必ずある菓子パンで、6本入りで100円というとてもリーズナブルな値段です。
これだけだとバランスが悪いので、スナックスティック3本とサンドイッチや野菜ジュースを組み合わせて食べ、残った3本は翌日食べます。さらに、食後にお茶か水を一気に飲むと腹が膨れるので、食べ過ぎが防止できます。
ランチ代は食後のコーヒーを含め500~600円です。節約前は大戸屋などで食べていたので、300円位はコストカットになるので、ひと月で6千円は節約できます。浮いたお金で日本酒やプレモルを買って、晩酌を楽しんでいます。
言われてみれば「スナックスティック」って、どのコンビニにもありますよね。1日あたり100円というお得感はありますが、栄養面を考えるとやはり野菜ジュースやサラダは欠かせません。
それでは、続いて私たちの「お昼ごはん=ランチ」という固定概念を覆す、画期的な節約術を紹介します。モーニングといっても朝だけとは限らないようです。
ランチ節約術4-モーニングを食べる
ランチをモーニングに変えて月5千円の節約
ちひろさん
50代
女性
会社員
私はランチ代を600円までと決め、ランチよりも値段が安いモーニングを昼までやっているお店に行きます。スマホでモーニングをやっているお店を検索しておき、ランチまで空腹にならないように、朝食の後でおにぎりを一つ食べておきます。
節約前は、お付き合いも兼ねて同僚と一緒に外で食べていましたが、全体的にコッテリしたしっかりボリューミーなランチでした。節約を初めてから、月々5千円は浮くようになりました。
浮いたお金は、ダイエットも兼ねたフィットネスクラブの会費に回すか、プロテインやグッズの購入に回します。好きなものを好きなだけ食べるよりは、健康的に過ごせるので、節約をはじめて良かったと思います。
「モーニングは朝食べるもの」と相場が決まっているため、ランチにモーニングが食べられるなんて知らなかった…という人は多いのではないでしょうか。これは、お昼を軽めに済ませたい方にはうれしい節約術だといえますね。
さて、ここまでは、ランチ代を削減する方法を中心にご紹介してきましたが、次に紹介するのは、ランチ代を減らすことなく節約に成功した方の体験談です。
ランチ節約術5-貯めたポイントをランチ代にあてる
ポイントを使って月3千円の節約
アリさん
40代
女性
パート・アルバイト
ランチを節約するために、ポイントサイトで貯めたポイントをTポイントやauウォレットポイントに変えて、貯まったポイントを使って提携しているお店でランチをします。私は500円分ポイント貯まったら、すぐ替えて貯めておくようにしています。
そのほかに、auウォレットのプリペイドカードを普通に使ってポイントを貯めるだけでなく、ポイント増量キャンペーンやポイントアップ店をチェックして、ポイントを貯めるようにしています。
具体的にいくら得をしているか分かりませんが、月3千円くらいは節約できていると思います。貯めたポイントはランチ以外に、スキンケア用品の購入や家族との外食にも使っています。
ポイントサイトでは、主要な電子マネーに交換できるほか、マイルを貯めることもできるので、ポイントを賢く使うことによって、ランチ以外のお買い物などにも活用することができそうです。
さらに、次にご紹介するのが女性に多いダイエットを兼ねた節約です。量を少なくすることで、どれくらいランチ代が浮くのでしょう。
ランチ節約術6-食べる量を減らす
ダイエットしながら年間12万円の節約が目標!
まさおさん
40代
男性
会社員
歳のせいもあり、昨年の健康診断で散々な結果となったため、ダイエットも兼ねてランチ代を節約することにしました。摂取カロリーを下げることで、ランチの値段も下がることを期待してはじめました。
ランチの内容は、主にスーパーやコンビニで売っているサラダチキンや野菜サラダ、こんにゃくゼリーなどです。以前は外食で千円近く使っていたのに対し、今では300円~500円くらいに収まっています。年間にすると12万円くらいになります。
ダイエットと貯金を兼ねていることから、半年間モチベーションが維持されています。あと、お腹周りもスッキリしてきました。ランチで浮いたお金は、家族旅行の資金として現在貯金中です。
健康のためとはいえ、急激なダイエットは体に良いとはいえません。ただ食べる量を減らすのではなく、ウォーキングやスクワットなどの運動を加えて、健康的なダイエットをおすすめします。
そして、最後を飾るのが、誰もが憧れるランチ代0円生活です。そんな夢のような節約術が本当にあるのか?と思われるかもしれませんが、意外と簡単に実践することができます。
ランチ節約術7-ランチを食べない
ランチ抜きで月1万円~1万5千円の節約
マミさん
20代
女性
会社員
ランチ代の節約でやはり一番は、ダイエットを兼ねてお昼を抜くことです。お昼をぬくと、1日2食のご飯がとてもおいしく感じられ、特に夜ご飯を楽しみに、仕事が頑張れます。食事にありがたみを感じられ、一石二鳥です。
ただ、どうしても毎日抜くというわけにいかないので、その時は千円までの外食か、お弁当やカップラーメンで済ませます。節約前は、ネットで調べて美味しそうなランチに行くのが趣味でしたが、節約によって月1万~1万5千円は浮いています。
浮いたお金は、美容関係にまわしたり、500円玉貯金をしたりしています。お金がたまったら旅行に行くと決めているので、わくわくしながらお金が貯められるこの方法はおすすめです。
究極のランチ代の節約術といえるのが「昼抜き」です。昔の日本では、一日二食が当たり前だったといわれていますが、何も食べないと血糖値が下がりすぎてしまうので注意しましょう。
ランチ代は無理せずコツコツ節約はしよう!
ランチ代を節約するには、「手作りのお弁当を持って行く」とか「安いランチに切り替える」「コンビニに行かない」など、さまざま方法がありますが、ランチは午後の活力を養うための重要なツールといえることから、節約のために空腹を我慢したり、栄養が偏ったりしないよう、しっかりとした食事を摂ることも大切です。
お弁当作りでランチ代の節約と料理の楽しさに目覚めたら、さらに腕を磨くべく【RIZAP COOK】
ランチ代に限らず、1年365日1日3食ご飯を食べる人が外食ばかりに頼っていてはお金がいくらあっても足りません。美味しい料理を学ぶことは一生の宝になります。
一流料理人があなたの劇的な料理上達にコミット!【RIZAP COOK】
また、ランチ以外でも食費を節約したいという方には、こちらの食費節約のコツがおすすめ。食費の節約につながる買い物のしかたを紹介しています。