投資家が感じた個人向け国債のメリットとは?
数ある投資の中で、投資家の皆さんは個人向け国債にどのようなメリットを感じているのでしょう。個人向け国債のおすすめポイントとして、次のような5つのメリットが挙げられました。
1.定期預金よりも金利が高い
定期預金に近い感覚ではじめました
ばっふぁろさん
34歳
男性
その他
熊本県
20代後半になって貯蓄や資産形成に興味を持ちはじめましたが、預金ではほとんど利息がつかず、また、投資についての知識がなく株式等に手を出すのは躊躇われました。
そんな時、銀行のパンフレットで個人向け国債の存在を知り、興味を持ちました。感覚的には定期預金のようなものですが、利息が定期預金よりは高いことが魅力的でした。また、リスクも非常に低く安全度が高いのも決め手でした。
長期間使う予定のないお金を低リスクで運用するには、国債はもってこいだと思います。しかし、最初の1年は解約できない上、中途解約すると1年分の利息分が解約手数料として取られます。
お金というものは、予期せぬ時に必要になるものですから、しっかりとライフプランを考えて、購入することをおすすめします。
長期間預けっぱなしでOK
Peterさん
36歳
男性
会社員
神奈川県
定期預金に預けてもほとんど利息が付かず、かといって投資の知識はほとんどないし…と考えあぐねていた時、銀行のWebサイトのキャンペーンで個人向け国債を知りました。
銀行金利より高い利息が付くのと、元本保証に近い金融商品であることに惹かれて、キャンペーンを利用して購入しました。契約から1年間は解約できないという制約はありますが、もともと数年間は預けておく予定だったので、特に不便は感じませんでした。
株や為替と違って頻繁に売買をしたり値動きを気にしたりする必要もなく、預けっ放しにして金利だけ得られることが、個人向け国債の利点だと思います。
一方、他の金融商品より利益率が低く、債券価格が上昇する時期にも転売益が得られないことがデメリットだといえますが、自分のような初心者にはあまり問題ではないと思っています。
2.安定感がある
国が発行しているという安心感
マヤさん
52歳
女性
主婦
広島県
数十年前の利率が良かった時期に、個人向け国債を買いました。株は、購入すると手数料が掛かりすぎ、転換社債は一般人には売らなかったこともあり、当時は10年預けたら二倍になった国債はとてもいい商品でした。
国債は安定しているので、たとえ金融機関が倒産しても保証されるのがメリットです。ただし、現在では利子が少ないため、10年預けても利子はスズメの涙です。
また、預け先によっては、満期にならないと換金できないため、一時金がもらえる金融機関を上手に利用してお金をためることをおすすめします。
抜群の安定感
マーキーさん
51歳
女性
主婦
兵庫県
定期預金の金利が低く、少しでも利率の良い投資を探していた時に個人向け国債に出会いました。
国がやっている債権なので、銀行に預けるより安全です。正直言って、国よりも銀行の方がよっぽど破たんしやすいと思います。また、これまでに行っていたどの資産運用よりも安定感があります。
以前、投資信託を運用していましたが、2008年のリーマンショックで急激に価格が下がり、精神的にしんどい思いをしました。また、一時期流行った中国株を購入しましたが、こちらもドーンと下がったため、売れずに塩漬け状態のまま持っています。
個人向け国債の良い点は、1年経って解約しても、元本割れしないところです。ただし、1年以内に解約すると元本割れは必至です。
3.最低金利が保証されている
利息が下がる心配がいりません
ぼっさんさん
38歳
男性
会社員
神奈川県
個人向け国債を始めたきっかけは、転職のため無収入期間があったことです。貯金だけでは先行きが不安になり、資産運用の必要性を感じたことから、預金から株式、FX、先物取引まである中から、一番リスクの少ない国債を選びました。
個人向け国債は発行が日本国政府なので、利息が銀行のように財務に左右されず、国が最低金利を保証しているので安心感があります。また、銀行やネット証券で1万円からでも気軽に買えるので、積立に買いやすいこともあります。
ただし、個人向け国債は高すぎる安全性ゆえ、金利が低くてあまり運用向きではありません。また、投資初心者の頃は解約までの期間や、固定にすべきか変動金利にすべきか選択に迷うことがありました。
大事なお金を手堅く運用
ノアールさん
52歳
女性
主婦
鳥取県
子供の大学進学の資金を確保するために個人向け国債を購入しました。ちょうど、子供の高校卒業の10年前にまとまった資金ができたのがきっかけです。
教育資金なので、リスクは取らず安全第一で運用できるものから選ぼうと考えました。個人向け国債は100%安全というわけではありませんが、ほぼ大丈夫と考えていい商品ですし、わずかとはいえ定期預金よりは金利が良い点が選んだ理由でした。
また定期預金とは違い、景気がよくなれば自動的に金利が上がる仕組みであることも魅力でした。景気に合わせて下がる場合もありますが、最低金利が0.05%に決められているので現状では安心です。
購入後1年間は解約できない点と、中途解約した場合は直近2回分の利息が受け取れなくなるというデメリットはありますが、他によほどいい商品が出ない限り、子供の進学までは置いておくつもりだったので、特に気になりませんでした。
4.一万円からはじめられる
始めて分かったメリット・デメリット
ななしさん
40代前半
男性
会社員
埼玉県
余裕資金がある程度貯まったことから、資産運用の1つとして個人向け国債を始めました。資産運用には、リスクの高いものから低いものまでいろいろありますが、私自身が投資初心者ということもあり、リスクを避けたかったので個人向け国債を選びました。
実際にはじめてみて、個人向け国債にはメリットとデメリットがそれぞれあることが分かりました。
銀行や郵便局など馴染みのあるところで1万円から手軽に買えること、そして国の信用背景があるので安心感があることがメリットです。逆に、株や投資信託、FXなどの他の資産運用と比較して、リターンをあまり期待できないのがデメリットだと思います。
選択肢がいろいろあります
キムチさん
30代
男性
会社員
福岡県
社会人になって貯金を意識した時、お金を使わずに貯められる手段として個人向け国債を始めました。
国債は債券を発行した国が破綻されない限りは元本が保証されるので、資産運用として安心感が高いことに魅力に感じました。また、利用している銀行で購入できるので、利便性にも優れていると思いました。
個人向け国債の良い点に関しては、1万円という小額から始めることができること、そして、3・5・10年と運用期間の選択肢が幅広いことです。
さらに、3年と5年は固定金利という金利が変わらずに運用でき、10年の場合には経済状況によって変動する金利が適用されるので、希望する資産運用の方法に合った国債を購入することができます。
ただし、国債は常時購入することができず、解約の際にも解約金が発生するので、注意しています。
5.一年で中途換金できる
使う予定がないお金のおすすめの使い道
ともさん
40歳
女性
パート・アルバイト
静岡県
私が個人向け国債を購入したきっかけは、100万円購入ごとに現金1000円がプレゼントされるという、証券会社のキャンペーンでした。資産運用はいろいろしていますが、堅く運用したいお金があったため、個人向け国債を買うことにしました。
個人向け国債の良いところは、購入してから一年経過すれば中途換金が可能なところです。途中換金すると直近二回分の金利が引かれますが、キャンペーンのプレゼントのお金を考慮しても、資金があれば銀行の普通預金よりはお得です。
ただし、今のマイナス金利下では最低金利状態が続くため、それほど利息は期待できません、また、一年間は解約出来ないことも個人向け国債の不便な点だといえます。
個人向け国債は初心者向きの資産運用
投資家の皆さんに、個人向け国債のおすすめポイントについて教えていただきましたが、メリットとしては次のようなものがあげられました。
個人向け国債の主なメリット
- 銀行に比べて金利がいい
- 安定性が高い
- 一万円もあれば買える
- 最低金利が決められている
- 満期前に解約ができる
投資といえば「ハイリスク・ハイリターン」というイメージが強い人は多いようですが、このように個人向け国債は、元本の保全性の高い、安心して始められる投資だということが分かりました。
定期預金ではどうも心もとないと感じている方は、個人向け国債を選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょう。