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デビットカードの使い方は?クレジットカードと特徴を比較

デビットカードとは?

デビットカード(debit card)とは、もともと欧米で小切手の替わりに使われていたカードのことですが、現在ではクレジットカードのような使い方ができるため、徐々に広く使われつつあります。

デビットカードの使い方を知っていただく前に、まずはデビットカードの特徴についてみていきましょう。

デビットカードとクレジットカードの違い

デビットカードは、クレジットカードとは似て非なり。具体的には、次のような違いがあります。

  デビットカード クレジットカード
発行元 銀行 主にクレジットカード会社
申込み時の審査 なし あり
支払いのタイミング 即時払い 後払い
支払いの回数 一回 一回/分割/リボ/ボーナス
利用可能額 預貯金口座の残高 与信枠内
本人確認 暗証番号 暗証番号またはサイン

デビットカードと名前が似ているカードに、キャッシュカードで支払う「J-Debit」があります。

お店で支払い方法を聞かれた際に「デビットカードで」と答えると、J-Debitと間違えられる可能性があるため、そんな時は「カードで1回払い」と答えると分かりやすいかもしれません。

デビットカードのメリット・デメリット

このようにとっても便利なデビットカードですが、メリット以外にデメリットもあるので、使う前にきちんと理解しておく必要があります。

デビットカードのメリット

  • 現金を持ち歩く必要がない
  • 利用通知のメールが届く
  • 引き落し手数料が節約できる
  • 利用額が把握しやすい
  • 発行元によってポイントやキャッシュバックがある

デビットカードのデメリット

  • 口座内にお金がないと使えない
  • 暗証番号を忘れると使えない
  • ポイント還元率が低い
  • 一部利用できない店舗や施設がある
  • ETCカードの発行ができない

デビットカードはほとんどの場合、高速道路やガソリンスタンドでは利用することができません。また、タクシーの支払いや電子マネーのチャージに使えない場合があるため、注意しましょう。

デビットカードはどんな使い方ができるの?

デビットカードはお金を持ち歩く必要がないということは分かりましたが、具体的にどのように使うことができるのでしょう。

ここでは、デビットカード ユーザー10人に、デビットカードの便利な使い方について教えていただきました。

1.普段の買い物に

小銭を持つ必要がありません

みなこさん

30代

女性

会社員

東京都

クレジットカードがあればデビットカードは必要ないと思っていたのですが、「使うとすぐ残高が見える」というテレビCMを見て、作ってみることにしました。

クレジットカードだと決済までは借金となりますが、デビットカードは利用と同時に決済されます。さらに、口座残高を超える決済はできないので、口座のお金がリアルタイムで把握できます。

私は、普段の買い物の際にデビットカードで支払うことがほとんどなので、小銭を持つことが減りました。財布が小銭で膨らんだり、レジでもたついたりすることがなくなったのでとても便利です。

ただし、場合によっては「クレジットカードは可だがデビットカードは不可」という機関があるので、使う際は事前に確認しておく必要があると思います。

2.ネットショッピングの支払いに

ネット決済でも安心です

シンさん

30代

男性

会社員

埼玉県

ジャパンネット銀行の口座開設するとき、VISAなら多くの場所で使えると思い、デビットカードを作りました。

特に、1回だけの使い切りの番号を発行できるワンタイムデビットというサービスが便利です。

たとえ、番号が流出しても不正使用できないので、クレジットカード情報の流出に不安を感じる海外のショッピングサイトで、デビットカードは役に立っています。

ただし、クレジットカードと比べるとポイント還元率が低いのが難点です。

また、海外で使えると宣伝していますが、ホテルの宿泊費はデポジットが必要なので海外旅行には不便だと思います。

3.食費の支払いに

食費の節約にも効果があります

さゆさん

30代

女性

主婦

愛知県

私がデビットカードを作った理由は、普段の買い物で少しでもポイントが増やせたらいいなと考えたからです。

クレジットカードの方がポイントは多いと思いますが、家計をやりくりする上でクレジットカードの方が分かりにくいために、デビットカードを使っています。

私は主に、デビットカードを食費の支払いに使っています。毎月決まった金額をデビットカードの口座に入れておいて、そこから食材や外食費を出しています。

おかげで、食費が管理しやすくなった上に、少しずつポイントが貯まるので、貯まったポイントで日用品の購入に充てることができるのが便利です。ただし、たまに使えないお店があるのがデメリットかなと思います。

4.固定費の支払いに

ポイントが貯まるのでお得

蓮蓮さん

30代

女性

会社員

神奈川県

CMで見て気になったので、デビットカードを作ってみました。私は、あるだけ使ってしまうため、クレジットカードを使うのが不安だったので、口座の残高だけしか使えないというのがいいなと思いました。

普段は、水道光熱費やスマホの通信費のほか、スーパーやネットで買い物した際の決済に使っています。

デビットカードの便利な点は、現金を持っていなくても、現金での支払いと同じやりとりができ、かつネットで簡単にクレジットカードのように使えるので、口座の管理が簡単にできることです。

不便な点は、デビットカードが使えないお店や会社あるので、どうしても契約等の際にクレジットカードが必要になることです。個人的には、デビットカード一枚で済むことが理想です。

5.飛行機のチケットの購入に

すぐにメールが届きます

ミコさん

30代

女性

主婦

愛知県

私がデビットカードを作ろうと思ったのは、審査がなくクレジットカードよりも簡単に作れるからです。

デビットカードなら、口座の中にある分しか使えないので、使いすぎる心配がなく、クレジットカードと同じようにショッピングに使えます。

また、万が一カードを落としたり、たとえ不正使用されたりしても、口座にある金額分しか被害に遭わないので、クレジットカードよりも気が楽です。

LCCなどの飛行機のチケットを購入する時に、クレジットカードではなくデビットカードを使っています。また、年に数回ほどですが、ネットショッピングに使っています。

ただ、海外旅行中の買い物の際、なぜか使用できないことが多いので不便です。

6.ライブチケットの購入に

学生でも作れるのが便利

莉々さん

20代

女性

パート・アルバイト

東京都

好きなグループのライブチケットを申し込む際、チケット販売サイトでクレジットカードしか支払い方法がなかったのですが、当時学生でしたし、家庭の事情でクレジットカードを作ることができませんでした。

幸いなことにデビットカードでの支払いは可能だったのと、デビットカードにはクレジットカードのような審査がないため、早速作ることにしました。

デビットカードを持ったことで、財布から小銭を出さなくて済むし、財布を持たないで出かけることも増え、買い物に行くのも楽になりました。

デビットカードを使用すると、メールで使用通知が来るので、使いすぎることなく預金も把握しながら買い物できるのがメリットです。

デビットカードを持ち始めて2年ほど経ちますが、今のところ不便な点は見当たりません。

7.ネットオークションでの支払いに

クレジットカードよりも安心なので

タケシさん

20代

男性

学生

神奈川県

新しく銀行口座を開設した際、キャッシュカードと一緒にデビットカードを作りました。デビットカードは普段、ヤフオクで商品を落札した時に利用します。

デビットカードなら、クレジットカードと違って口座からすぐに引き落とされるから、使い過ぎることがありません。

不便な点は、私が使っているデビットカードは、ヤフオクでは使えるけどAmazonでは使えないことです。さらに、使える店が限られているので不便に感じています。

8.ゲーム等のダウンロードの支払いに

使いすぎ防止におすすめ

トシオさん

20代

男性

会社員

大阪府

私がデビットカードを作ったのは、ネットで買い物をする時に支払いを円滑にしたいと考えたからです。クレジットカードのように面倒な査定の手間をかけずすぐに作ることができ、使いすぎてしまう恐れがありません。

私は普段デビットカードを、動画やゲームソフトなどのコンテンツのダウンロード購入の支払いに使っています。

デビットカードの便利なところは、やはり預金額の範囲内であれば、欲しいと思ったものをネットで購入できるし、すぐに引き落とされるところです。

逆に不便なところは、クレジットカードのような査定がないことから、信用がないため、格安スマホ料金などの支払いに使えない場合があることです。

9.FX口座の入出金に

クレカの審査が通らない人におすすめ

よしきさん

30代

男性

会社員

兵庫県

ネットで買い物をしたくても、クレジットカードの審査が通らないため、悩んでいたところ、たまたまFXの入出金のためにネット銀行の口座を開設した際、デビットカードがあることを知り、すかさず発行しました。

デビットカードのメリットは、現金いらずのところです。ネットで買い物することもでき、さらに、普段の買い物や食事の際にスマートに支払うことができます。

また、面倒な審査もないので、クレジットカードに比べて気軽に作ることができます。

デメリットは、現金の残高がないと買い物ができないことです。口座が空なのを忘れて支払いの際にカードを出してしまうと、使えなくて恥ずかしい思いをします。

10.海外で現地通貨を引き出すため

必要な時に下ろせるので安心

サラさん

30代

女性

その他

北海道

海外旅行に行く時、現地のATMで現地通貨を下ろすために、ユーロとドルをデビットカードに入れてあります。

普通のクレジットカードで現地のATMから下ろすと手数料が高いので、デビットカードを作りました。

空港でも両替はできますが、手数料が圧倒的に安いので大変重宝しております。レートがいい時に両替して入れておけるのが便利です。

もちろん、買い物の時にデビットカードとしても使いますし、普段FXで使っている会社とネットで簡単に取引でき、カードに送金するのも簡単にできます。

日本円は入れていないので、日本国内では普通のクレジットカードを使用しております。

デビットカードは現金よりもお得です

デビットカードを利用すると、発行元によってはポイント付加やキャッシュバックのサービスがあるので、現金で支払うよりも断然お得です。

ただ、口座にあるお金しか使えないため、クレジットカードのように使いすぎの心配はないとはいえ、無計画に使い続けていると、気づいたら口座が空っぽになっていた…なんてことになりかねません。

そのため、くれぐれも口座残高を把握しながら、計画的に利用しましょう。

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